コーヒー用語解説「モカ」

2018年7月2日

コーヒー用語解説のコーナーです。

今回は「モカ」です。

イエメン「モカ港」で出荷されたコーヒー

「モカ」とは、イエメンにある「モカ港」で出荷されたコーヒー豆のことをさします。

イエメン産のコーヒーの他にも、エチオピア産の豆もモカ港から出荷される為、エチオピアの豆にも「モカ」と呼ばれることがあります。

酸味が強く、独特な強さがあります。

その酸味がモカの魅力でもあり、価値となります。

いろいろな「モカ」

「モカ」という言葉には、様々な意味があります。

エチオピア モカ ベレテゲラ
→ エチオピア、ベレテゲラ地区のモカ港出荷

モカ・マタリ
→イエメン産コーヒーのハイブランド。

モカジャバ
→モカコーヒーとジャワ島コーヒーのブレンド。
→コーヒーとココア等をトッピングしたもの。

カフェモカ
→エスプレッソにココアやチョコレートをトッピングしたもの。
→モカジャバという人もいる。

なんでいろいろなモカがあるの?

「モカ」だけだとこのようにコーヒーの品種や、アレンジコーヒーといういろんな意味があります。

なんででしょうか?

それは、「モカ」自体がアレンジされているからです。

モカの代わりにカカオを使った

モカコーヒーは過去、高級品でした。

そうでなくても現在ほど流通していない状態において、モカコーヒーを手に入れるのは難しい時代がありました。

そこで、モカに香りが似たカカオを混ぜたのでは無いか?という話があります。

ということで、「モカ」にカカオ等トッピングした意味をもつようになりました。

アレンジコーヒーは見た目も美味しさも追求するものなので、ホイップクリームやココアを加えるようになったんじゃ無いかと思います。

使用例

A「モカください」

B「はいどうぞ」

A「これ酸っぱい!甘くないやん!」

B「も〜かんべんして!!」

参照・引用:カフェモカの「モカ」のお話/DWBH

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