デカフェ(カフェイン無しコーヒー)ってどうやって作るんだ?を解決!
どうもコーヒーブロガー@gonsaemonです。
最近流行ってるデカフェってなんなんですか?
うまいの?
という記事です。
デカフェってなんだ?
最近、デカフェって流行ってますよね。
カフェインレスコーヒーとも言われ、要はカフェインがなくてもおいしく飲めるコーヒーのことです。
デカフェが流行る理由
コーヒーにはカフェインが多く含まれており、目を覚ます効用があったり、カフェインの取りすぎで胃もたれを起こしたり、妊娠中にはよくないという話をきいたりします。
そこで、カフェインがない、もしくは少ないコーヒーが流行るわけです。
単純による眠れなくなるのを防ぐ目的でも、デカフェを利用する価値はあります。
デカフェという名前の由来
これは筆者の考えなのですが、デカフェという言葉、ゲームに出てくる「デバフ」のような意味合いですね。
debuffの「buff」が効果で、それを打ち消す意味での「de-」というわけなので、Decaffeinated、つまりデカフェなのです。
話が長くなりましたね。
デカフェってどうやってつくるの?
デカフェのコトバが分かったところで、次はデカフェをどうやって作るか、です。
「ま~た怪しい薬でも使ってるんじゃないの?」
と思うかもしれません。
安心してください。怪しくないです(一部を除く)。
デカフェの作り方は4通りあります。
1・水に通す
水に浸すとカフェインが取り除かれます。これには条件が必要で、それは「カフェイン以外の水溶性成分をあらかじめ溶かしきっておくこと」です。
というのも、カフェインは水に溶けにくく、甘味成分や苦み成分、酸味成分が先に溶けてしまいます。普通に水に浸すとまずいコーヒーになってしまいます。
なので、あらかじめカフェイン以外の成分を溶かしておいて、カフェインしか入ることができない状態にしておきます。そうすることで豆からはカフェインのみが取り除かれます。
ちなみにスイスウォーター式といいます。
2・二酸化炭素を使う
二酸化炭素を「超臨界モード」にすればカフェインの除去率が高くなります。
二酸化炭素を超臨界モードにするには、250気圧くらいの圧力をかけることが必要です。これで二酸化炭素は気体と液体の両方の性質をもつ状態になるので、効率よくカフェインを除去することができます。
3・エチルアセテートを使う
エチルアセテートと水を使い豆を循環させると少しずつカフェインが除去されます。
エチルアセテートは、酢酸エチルという体系名で、現在日本では着香以外の目的は認可されていません。
4・ジクロロメタンを使う
水よりも重いジクロロメタンを使用しカフェインを抽出します。
ジクロロメタンは有機塩素系化合物で劇薬扱いです。当然、日本でカフェイン除去は認可されていません。
主流、というか可能なのは水か二酸化炭素の手法ですね。
あなたは、どっち派!?
デカフェのしくみがわかったところで、みなさんが飲んでいるデカフェはどうやってカフェインを取り除いているのでしょうか?
各メーカー、あらかじめ表記していたり、聞いたら答えてくるんですね。
いくつか調べてみても、どれかに偏っていることはなかったです。
ノンカフェインコーヒー、スタバの製造法は?電話で聞いたみた!
カフェインレスコーヒーのカフェインはこうやって除去している!!/ビオイッシモ
おわりに
デカフェのコーヒーでも、カフェインありのコーヒーと間違うくらいおいしくなっています。それは製造技術が上がっているからで、消費者の立場からすればありがたいことです。
国内のものは安心ですが、例えばお土産とか、輸入物であれば薬を創っている可能性も比叡はできないので、いずれにしてもお使いの商品のデカフェがどのように作られているかのチェックはしておいた方がいいですね。
参考
カフェインレスコーヒーのカフェインはこうやって除去している!!/ビオイッシモ
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