インスタントにも違いがある!選んで更に美味しいインスタント

インスタントコーヒーはドリッパーを用意しなくても簡単に作れる反面、あんまり美味しくない、風味が無いと言われてきました。

しかしここ最近のインスタントは違います!

味も風味もよくなり、さらにはより便利になってるインスタントコーヒーもあります。

ということで、インスタントコーヒー選びについて解説していきます。

3大インスタント分類を知る

インスタントコーヒーは大きく3つに分類されます。

  • スプレードライ製法
  • フリーズドライ製法
  • レギュラーソリュブル

溶けやすいスプレードライ

スプレードライ製法は冷水でも溶けます。

今まではお湯を沸かさないとインスタントは作れないものだったのですが、常温の水でも溶けるので飲みやすいですね。

アイスコーヒーを作る際にも一度ホットにする必要がありません。

粒が細かいので溶けやすい

スプレードライ製法は霧吹きで噴射したコーヒーに熱を加えて水分を飛ばしつくられます。

1粒がめちゃくちゃ細かいです。

なので溶けやすいということです。

熱が加わってる為に、風味が飛んでいるという欠点はあります。

風味まるごとフリーズドライ

フリーズドライ製法では冷水では溶けにくいですが、風味が豊かです。

下手なコーヒー豆よりも風味が良いため、もうインスタントだけでも運用できそうです。

淹れたてを瞬間冷凍し粉砕

フリーズドライ製法は淹れたて珈琲を瞬間冷凍させ、細かく粉砕したものを密封し乾燥させたものです。

熱を加えていないので揮発しておらず、風味がそのまま閉じ込められています。

なのでお湯で戻せば風味が復活するんですね!

挽き豆を包んだレギュラーソリュブル

レギュラーソリュブルコーヒーはネスレ独自の製法です。

極細の挽き豆がソリュブルコーヒー(インスタント)に混ぜて乾燥させたものです。

インスタントとレギュラーコーヒーを合わせた技術です。

スプレードライのような細かさがあり、さらに挽き豆の風味もあります。

すごいですね!

番外編:濃縮コーヒー

ラテベースなどに見られる濃縮コーヒーも便利です。

正確にはインスタントではないですが挙げておきます。

インスタントコーヒーの選び方

大前提として、家でゆっくり飲むなら絶対にコーヒー豆やコーヒー粉などのレギュラーコーヒーがいいです。

インスタントコーヒーは利便性を追求したコーヒーなのでどうしても2次的なものになりますが、その中でもシーン毎に選ぶべきインスタントコーヒーがあります。

1・よく飲むドリンクで選べ

家ならお湯を沸かしやすいのでフリーズドライがおすすめです。

家でレギュラーコーヒーを飲み、たまにはラテドリンクを飲む場合はスプレードライかラテベースを常備したらよいでしょう。

家でもたまには楽したいっていう時もありますので、よく飲むドリンクで選びましょう。

家→ホットラテ→フリーズドライorレギュラーソリュブル

家→アイスラテ→スプレードライ

2・飲む場所、季節で選べ

タンブラーに淹れて持ち歩く際、夏場ならスプレードライ、冬場ならフリーズドライにしましょう。

ホットからアイスコーヒーを作るときに氷を大量に使います。その手間を省くためにとスプレードライにしましょう。

冬場はホットを飲むことが多いので、風味を重視してフリーズドライの方がいいです。

すぐに飲まない場合、時間が経てば溶けるので溶けやすさは気にしなくてもよいです。

レギュラーソリュブルコーヒーは挽き豆のエグみがでてしまうため、時間が経てば美味しくなくなります。

外→夏→スプレードライ

外→冬→フリーズドライ

包装形態も選ぼう

インスタントコーヒーは小袋包装もあります。

家や事務所などコーヒーをつくる際すぐに出せるのであれば瓶でもいいですが、カップが洗えず使い捨ての紙などであれば小袋包装も有用です。

スプレードライのINICコーヒーや、フリーズドライのUCC小袋包装もあります。

終わりに

以上、インスタントコーヒーの選び方でした。

利用シーン、利用形態を考慮し、合ったインスタントコーヒーを選びましょう。

また、インスタントコーヒーはレギュラーコーヒーとは違い抽出の調整ができません。

粉を入れたら入れるだけ濃くなるので、各商品の規定量を守りましょう。