国で選ぶコーヒー コロンビア
コーヒーを選ぶ際の参考に。
コロンビアのコーヒーをご紹介します。
エメラルドマウンテンで有名な、バランスのとれた、ブレンドにもよく使われる万能系。
世界第三位のコーヒー生産国
コロンビアは世界で3本の指に入るほどのコーヒー生産国です。
北部、中部、南部と味わいが違うようですが、バランスの取れた酸味と苦みが特徴で、ブレンドのベースにもなれる万能なコーヒーが多いです。
コロンビアのコーヒーはすべてアラビカ種で、精製プロセスはウオッシュドがほとんどです。
整った味が多く作られています。
コロンビアコーヒーの評価基準は「大きさ」です。
スクリーンという大きさの等級にて現在の最大が18、日本のスペシャルティでよく流通されているのが17です。
コロンビアのスクリーン17はスプレモ、マラゴジッペとされます。
スペシャルティとされるスクリーンが16以上、また13以下はそもそも輸出されずコロンビア国内でのみ消費されます。
ピーベリーとよばれる、コーヒーの豆のでき具合で特に小さく稀少なため重宝されます。
特徴まとめ
・日本にくるコーヒー豆は品質が高い!
・大きさによって等級が変わる!大きいほどよい!
・ピーベリーは稀少!
エメラルドマウンテンとは「認定された最高品質のコーヒー」
ジョージアの缶コーヒーでもミルことができる「エメラルドマウンテン」もコロンビアです。
こちらはFNCが定める厳しい基準に達した最高級の品質のコロンビアコーヒーに称されます。
コロンビアコーヒー全体の1%前後とのことです。
缶コーヒーでおなじみになっていますが、コーヒー豆の販売だと高価です。

地域によって風味が変わる

コロンビアでは3つの主要地域により年間を通してコーヒーの収穫が可能です。
標高や気候によってコーヒーの風味の地域差があります。
北部地方
低めの標高と高めの気温の土地で栽培されます。長く日光にあたるため、高低差で段階分けされ、日陰を作り遮光することで栽培します。
代表的な地域→マグダレナ、カサナレ、サンタンデール、ノルテ・デ・サンタンデール
味柔らかな酸味、中〜高ボディ、ナッツのようなコクと、チョコレートのような香りが特徴
中部地方
雨季と乾季が散在して起こる気候。第1 期のメイン収穫は9月から12 月に、第2期(ミタカ)は4 月から6 月に行われます。
代表的な地域→カルダス、キンディオ、リサラルダ、ノルテ・デ・ヴァジェ、アンティオキア、クンディナマルカ、ノルテ・デ・トリマ
フルーティでハーブのようなバランスの良い香りが特徴
南部地方
赤道に近いこの地域では、標高が高く、気温が低い土地で栽培されます。
代表的な地域→ナリーニョ、カウカ、ウイラ、スール・デ・トリマ
高酸味、ミディアムボディに柑橘系で甘い香りのまろやかな味が特徴
おわりに
以上、コロンビアのコーヒー紹介でした。
品質の底がめちゃくちゃ高いという理由もあり、等級が大きさで決まるのも面白いですね。
地域で味が違うので、同じコロンビアでも味比べのしがいがありそうです。
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