コーヒー用語解説「アザーマイルド」

2018年7月2日

コーヒー用語解説のコーナーです。

今回は「アザーマイルド」です。

アザーマイルドの意味

アザーマイルドothermildsとは、国際コーヒー機構(ICO)で商業取引されている分類の一つです。

主に中米産ウオッシュド種が取引内容です。

ICOの4分類

ICOの商業取引には4分類が存在します。

・コロンビアマイルド
コロンビア、タンザニアなどのアラビカ種ウオッシュド

・アザーマイルド
コスタリカ、グアテマラなどのアラビカ種ウオッシュド

・ブラジル&アザーアラビカ
ブラジル、エチオピアなどアラビカ種ナチュラル

・ロブスタ
ロブスタ種

使用例

「あそこの商社からアザーマイルド勧められちゃってさ~」

「アザーマイルドに先行投資しようって社長がいってた」

あくまでもコモデティの話です

コモデティは先物取引で行われますが、スペシャリティコーヒーは農園と直接やりとり、もしくはオークションにて流通されます。

単一農園ではなく、国別で分けられたコモデティでの取引となります。

安定のコモデティ、希少なスペシャルティ

コモデティは先物取引としてOOトンをいついつに、いくらで。というようなイメージです。

莫大な量を集めるためいろいろな農園から集めます。

一方スペシャルティは一つの農園のブランドです。

その年の天候や収穫量によって価格が変わってしまいます。取引量にも制限があります。

安定して仕入れが行えるコモデティと、農園自慢の豆を競り買うスペシャルティというわけです。

取引を理解する

スペシャルティとコモデティの区別は取引を知っておけばわかりやすいかもしれません。

どちらがおいしいかと言われればスペシャルティですが、仕入れた先の焙煎、抽出が悪ければコモデティの方がおいしいという判断もされるかもしれません。

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