コーヒー用語解説:ロブスタ種
コーヒー用語解説のコーナーです。
今回はロブスタ種。
コーヒー飲料として多く流通しているコーヒー品種
ロブスタ種はアラビカ種と比べコーヒーとしての流通は少ないですが、コーヒー飲料やブレンドの一端として広く使われています。
缶コーヒーやコーヒー牛乳などのコーヒー飲料に広く使われており、流通量としてはアラビア種に次いで2位、アラビカ種とロブスタ種を合わせると全体の流通量のほぼ99%と言われています。
コーヒー3原種のうちの一つ
ロブスタ種はアラビカ種と同じくコーヒー3原種のうちの一つです。
アフリカ大陸コンゴあたりで発見されたそうです。
苦味が強く、癖のある風味で美味しくないという評価がなされましたが、流通量としてはすごい勢いで上がっていきました。
その理由は、栽培のしやすさです。
病気に強く、栽培がしやすい
ロブスタ種はアラビカ種に比べ栽培しやすく、また病害虫にも強い品種です。
取引の際、比較的安価で流通しています。品質やグレードにもよりますが。
アラビカ種は嗜好品ですが、ゴクゴク飲めるコーヒー飲料として一般家庭にも普及されたのはロブスタ種によるものとも見ることができます。
ロブスタ種のレギュラーコーヒーも探せばありますが、商品として出している以上高品質なもので、価格は張っている場合もあります。
ロブスタ種の飲み比べも面白いかもしれませんね。
カネフォラ種ロブスタ=ロブスタ種
正確にはロブスタ種はカネフォラ種の変異種と言われています。
ではなぜカネフォラ種を差し置いてロブスタ種と言われているのでしょうか。
カネフォラ種の中でほとんどの品種がロブスタ種だからです。
生産国内消費で一般流通しないということもあり得ますし変異の過程でカネフォラ種内におけるロブスタ種の割合が増えた可能性もありますね。
使用例
A「ロブスタ種は病害虫に強い」
B「ピク○ンみたいなことを言うな」
A「君の飲んでいるパックのコーヒー牛乳もロブスタ種が使われているかもね」
B「今度、成分表記見てみよう」

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