コーヒー用語解説:ブルボン種

コーヒー解説のページです。

今回はブルボン種

アラビカ種のうちの一つで良種

ブルボン種はアラビカ種のうちの一つです。

アラビカ種はコーヒー3原種のうちの一つですが、そのアラビカ種の中で突然変異で生まれた良種となっています。

正しくはティピカ種(アラビカ種の中で原種に近い品種)からの突然変異です

風味が良いが隔年収穫で希少

ブルボン種は風味がよく美味しいコーヒーとされています。

アラビカ種(ティピカ)と比べ20%ほど収穫量が多いですが、隔年での収穫であるため、収穫量は少なめとなっています。

コーヒー豆の形は従来と比べ丸く小さい形が特徴です。

ブルボン種に限らずほとんどのコーヒー種の果実は赤色ですが、ブルボン種の中には完塾すると黄色になる品種があります。

それがイエローチェリー、もしくはイエローブルボンと呼ばれ重宝されています。

フランス、レユニオン島から始まり中南米は初め世界に伝播

ブルボン種は18世紀ほどからフランスのレユニオン島で生まれました。

別名ブルボン島なので、ブルボン種と呼ばれるのです。

レユニオン島での栽培収穫が困難になったため19世紀ごろからブラジルへ移植され、一時的にレユニオン等のコーヒーの木は絶滅寸前となりました。

その後、2000年代にUCCがレユニオン島のブルボン種を復活させ、極小ロットですがUCCにて販売されています。

ブルボン種の中でも尖った形をひているので、ポワントゥと称されいます。

ドラマチックなコーヒーであるということ

レユニオン島の復活劇や、イエローチェリーの特徴といったドラマチックな逸話があるブルボン種です。

ブラジルだけでなくアフリカなど世界各国に広がっています。

生産国によって風味や味が変わってくるので、店頭で見かけた際は手にとってみて下さい。

使用例

A「ブルボン種って美味いよね」

B「アソートがいいよね」

A「お菓子メーカーではないぞ」

B「同じ名前だけどそっちも好きです」